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ナハフ 11

ナハフ 11 主要諸元 (落成時)
定員 80人 自重 24.7t 最大長 20,000mm
最大幅 2,863mm 台枠 UF234 種類 三等緩急車
座席幅 1,035mm 座席間隔 1,480mm 通路幅 528mm
製造初年 1957年 製造所 日車 台車 TR50

ナハフ 11 1  ナハフ 11 は 1957 年に製造された三等緩急車です。この一つ前の世代の客車は 1951 年から急行用として製造されたスハ 43 (およびその派生系列) で、この時は車内の居住性が大幅に改善されました。しかし充実した装備は同時に重量の増加を招いたため、1955 年からは車体構造を見直し、大幅な軽量化に成功した 10 系客車が登場しました。ナハフ 11 はその中で後期型に属する車輌です。スハフ 42 に比べると、同じ定員ながら座席間隔が 10mm、座席幅は 45mm も拡大しています。重量は何と約 10t も軽くなり、同じ性能の機関車でより多くの車輌を牽引できるようになりました。外観的にはウィンドウシルやヘッダーがなくなったのが大きな特徴ですが、窓自体も高さ 10mm、幅 80 mm 拡大しています。2009 年 5 月、碓氷峠鉄道文化むらで撮影しました。
ナハフ 11 1  ナハフ 11 1 の車内です。スハ 43 系と似ていますが、木材はほとんど使われず、多くの部分が合成樹脂になっています。金属部分にもアルミなどの軽金属が多用されています。ただ、こうした近代的な部材は木のような断熱効果がなく、窓も大型化したため、夏暑く冬寒い車輌になってしまいました。そのせいかどうか分かりませんが、私が北海道に住んでいたころは、10 系客車 (座席車) を見たことはまったくありませんでした。恐らく断熱が悪くて、北海道では使い物にならなかったのだと思います。また、超満員が当たり前だった時代に設計されたので、車体重量の割に台車のばねが硬く、乗り心地が非常に悪かったそうです。こうした不評に加えて、外板が薄かったため車体が痛むのも早く、1977 年から登場した 50 系客車にとどめを刺されて、10 系客車は早々に淘汰されてしまいました。一方、座席車以外は代替になるような車輌がなかったため、北海道を含む各地で比較的長く使われました。撮影データは上の写真と同じです。

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