線路を歩こう。

東武鉄道西大家構外側線 (日本セメント専用線)

その 2 「石井ウッド先→太平洋セメント埼玉工場北側」



石井ウッド先→太平洋セメント埼玉工場北側地図
画像をクリックすると原寸表示します。


 石井ウッドを過ぎて道路を渡ると、ここにも踏切の痕跡がありました。この道路は市道 B969 号線といいます。比較的広い道路なので第一種踏切だろうと思いますが、あくまで想像です。矢車菊の花がきれいです。 048
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049  左右どちらかの会社の駐車場で、高麗川方向を向いて撮影しました。
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 駐車場を過ぎると、廃線跡は再び草むらに覆われます。西大家信号所を出て左カーブしたあとは、ほぼ一直線に進んでいます。 050
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051  少し土盛りしてあったりもしますが、歩くのを支障するほどではありません。
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 土盛りをやり過ごして撮影した写真。右側の丘は残土置き場のようです。2 日前に乗ったタクシーの運転士によれば、かつてこの先にあった築堤を撤去した時に出た土砂だそうです。 052
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053  単調なのでちょっと飽きてきました。最初から予想していたことですが、平地だし、送電線だらけだし、個人的にあまりそそられる廃線ではありません。我が家からいちばん近い廃線跡は五日市鉄道なのですが、こちらはもっとつまらない (しかも距離が長い) ので、たぶんレポートすることはないと思います。
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 この辺も少し草むらが深いので、左側の道路を歩きました。ちなみにこの道路は専用線の現役時代からあって、もともと市道 B840 号線という名前でした。 054
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055  日本セメント専用線の現役時代は、写真の車が止まっている先あたりから、築堤が始まっていました。下の航空写真を見ると、かなり長い距離をかけて高度を稼いでいたようで、勾配を緩く抑えていたのだと思います。
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1974年
↑1974 (昭和 49) 年の航空写真。矢印の部分が築堤の始まり。

2005年ごろ
↑2005 (平成 17) 年ごろ。一部区間が道路に転用されています。



 交差点の直前で道幅が広がっています。ここから先は、少しの間だけ道路転用区間になります。先ほどこの道路が市道 B840 号線だったと書きましたが、現在は都市計画道路 63 号線となっています。拡幅もそれに伴うものです。 056
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057  ずいぶん低い鉄塔です。この鉄塔も日本セメント専用線のレポートでよく見かけますが、こんなに低いのは初めて見ました。写真には写っていませんが、左側に東京電力中東京変電所があります。この送電線は JR 中東京・信濃川線といい、JR の発電所の予備回線として使われているそうです。鉄塔が低いのは、送電線同士が交差するためです。この付近にやたら送電線が多い理由が分かりました。
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 交差点の先は完全に道路になっていました。道路番号は引き続き 63 ですが、名称は「幹線 63 号線」に変わります。すでに築堤区間に入っているので、その分鉄道用地も広くなっていたはずです。もともとここには踏切がありました。 058
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059  立派な道路ですが、こうして真ん中で写真を撮れるくらいなので、交通量はあまり多くありません。
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 真正面に築堤の先端が見えてきました。道路から少し左に逸れた所です。 060
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061  先ほどの交差点から 170m ほどで廃線跡は左に逸れていきます。廃線跡は歩道左側の空き地から始まって、その先は道路やトラックの駐車場になっていました。ちなみに左の三角形の空き地は、日高市により公売にかけられています。広さは約 60 坪で地目は雑種地、最低価格は 1,749,000 円だそうです。公示されたのは 2007 (平成 19) 年 6 月ですが、まだ売れていないようです。この三角形はちょっとなあ・・・。
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 日高市の公売では、同じ時期に右側のトラック駐車場になっている土地も売りに出されていました。こちらは約 280 坪で最低価格が 16,229,000 円だったそうですが、無事こうして売れたわけですね。奥の民家も恐らく同様に売られた土地なのだと思います。これらはすべてかつての鉄道用地です。 062
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063  境界標もありました。土に埋まっているので、もともとの表記は読めませんが、上から新しい標柱が埋め込まれています。ついているマークは日高市の市章です。
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 そして立派な築堤が現れました。 064
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065  専用線は道路を橋梁で渡っていたようで、築堤の端に橋台が残っています。道路を境にきれいに消え失せて、民家になっているのが印象的です。擁壁に玉石が使われていますが、高麗川や多摩川などの大きな河川の近くでは、川砂利が豊富に採取できたため、このような擁壁が多く見られます。我が家の周囲にもたくさんあります。
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築堤が途切れる場所の動画
↑築堤の下で動画を撮影してみました。
画像をクリックするとストリーミング再生します (要 QuickTime Player)。



 上の写真と同じ地点で築堤を見上げた写真です。架線柱らしきものが立っています。水道管のようなものも延びています。 066
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067  土手の下の導水管 (?) のバルブ施設。用途は不明ですが、パイプを触ると冷たくて、結露していたので、上水道か中水道ではないかと思います。もっときちんと見てくるべきでした。
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 「俺はなぜこの年になっても、怒られるリスクを抱えてまで土手に登るのか」という自問に対して、「そこに土手があるから」という結論を得たので登りました。写真は西大家方向を振り返って撮影しています。遠くに先ほど歩いてきた道路が見えるので、築堤がどういう風にカーブしていたかが想像でると思います。時刻は正午前で、太陽はだいたい真上にあるのですが、こちら向きの方が写真の写りがいいです。進行方向は微妙に逆光だったみたい。 068
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1989年航空写真
↑この付近の 1984 (昭和 59) 年の航空写真。
マウスカーソルをかざすと現在の様子を表示します。矢印が現在地。

築堤の上の動画
↑築堤の上からも動画を撮りました。
画像をクリックするとストリーミング再生します (要 QuickTime Player)。



069  架線柱や標識類の土台は残っていますが、この部分にレールや枕木はありませんでした。古い航空写真によると、このすぐ先で分岐して、線路が 2 条になっていたようです。左右の架線柱の間隔を見てもそんな感じがします。
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築堤の上を歩いた動画
↑築堤の上を歩きながら撮影した動画。
画像をクリックするとストリーミング再生します (要 QuickTime Player)。



 築堤の幅も広がって、線路が広がっていた様子が窺えます。北側の路線は廃止から 25 年も経っているので、もし放置されていたらとても歩ける状態ではないはずですが、たまに草刈りなどの手入れをしているのか、とてもきれいになっていました。架線柱はコンクリート製です。 070
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071  このようにバラストも残っています。あまり近所の人に見られたくないので、歩くとじゃりじゃり音がするバラストは、痛し痒しでもあります。
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 さらに進むと枕木を積んだ車止めのようなものがありました。 072
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073  西大家駅から歩き始めて 1 時間 20 分。ようやく線路に巡り合いました。先端に継ぎ目板がついたままになっています。
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 築堤部分は現在も太平洋セメントの所有地です。 074
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075  廃線跡は突然広くなりました。
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 線路がさらに増えました。いちばん右側は導水管があってレールが剥がされてます。写真中央右寄りが、先ほどの車止めから始まった線路です。架線柱を挟んでいちばん左が、この地点から始まった線路です。それにしてもきれいに残っているものです。 076
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077  だいぶ核心 (?) に迫っているようなので、なるべく左側の民家に近い方を歩きました (右側にはコンクリート関連の工場があります)。
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 転轍器も残っています。これは通称「ダルマ」と呼ばれる手動の転轍器で、荷役線や保守用側線などでよく見られるものです。触っていないので動くかどうかは知りません。 078
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079  前方に立ち入りを阻むフェンスが見えてきました。
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 ん? 080
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081  三毛猫がいました。何かと戦っていた様子でしたが、私が近づくとしばらくこちらを窺って、土手の下に降りていってしまいました。なかなかの美人さんです。
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 今までも立ち入り禁止の柵はありましたが、このフェンスは本気度が高いです。この向こう側は本格的に工場敷地になるので、専用線北側の探訪はここで終わることにしました。 082
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083  フェンス越しに撮影した写真。
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 最後に西大家方向を振り返って 1 枚。最後の築堤区間はなかなかいい雰囲気でしたが、目立つ場所なので落ち着きませんでした。 084
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太平洋セメント北側の動画
↑フェンスの前でも動画を撮影しておきました。
画像をクリックするとストリーミング再生します (要 QuickTime Player)。



085  フェンスの横にちょうど降りられる場所があったので、土手の下に降りてきました。左が西大家側です。ここからは太平洋セメントの工場を迂回して、南側の廃線探訪に向かいます。
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 ちょっと寄り道して煙草を買いました。顔認証の販売機は初めてだったので、ちょっとどきどきしましたが、無事販売してもらえました。張り紙には「機械はスローです。八つ当たりしないでください。壊れます」と書かれていました。確かに認証されるまで少し時間がかかります。 086
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─ その 2 「石井ウッド先→太平洋セメント埼玉工場北側」 ─
─ その 3 「太平洋セメント埼玉工場北側→高麗川駅」 ─


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